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SPACE.11:books

今回は本の話。

私は、昔読んだ本をもう一度読み返すことは滅多にありません。
しかし、訳者が変わったとなったら話しは別です。
高校生の頃ハードボイルド小説にはまっていて、とりわけ夢中になっていたレイモンド・チャンドラーの「長いお別れ」が、村上春樹の新訳で「ロング・グッドバイ」へとタイトルも変わりました!

割と雑に何冊も同時進行で読書するタイプなのですが、著者、訳者ともに大好きなお二人のものともなれば、一冊入魂で読破したい。そのためだけに時間を割きたい。しかしわが身にふりかかる繁忙期ゆえ時間が取れないジレンマに陥っており、しばしお預けの状態です。

どっぷり読書に浸る時間がないときに、読み返す一冊があります。
「ディートリッヒのABC」
30年代にグレダ・ガルボと並んで活躍した銀幕の大女優マレーネ・ディートリッヒの「人生の事典」です。
たとえば,


extravagant[ぜいたくな]
ぜいたくはまったく主観的な評価。
したがって、他人のぜいたくをとやかくいうべきではありません。

femininity[女らしさ]
女性の最大の資産。
男性がひきこまれていくかけがえのない磁場です。

manners[行儀]
行儀がいいー自らの分をわきまえている。
行儀が悪いーおせっかいをする。


こんな具合に、ABC順に女性としての生き方の知恵が語られていくのです。
ちょっと疲れたな、といったときにサプリメントを採る感覚で読んでいます。

背筋が伸びます。

マレーネ・ディートリッヒ(1901ー1992)ベルリン生まれ
初版は1961年に出されたそうです。


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